村長の挨拶

僕は長いことアメリカで暮らしていました。初めてアメリカで買った家は築50年程度でしたが、30年ローンを組むほどの価格でした。 アメリカでは、状態が良いと価値が下がらないので、みんなDIYで塗装したり、パテをいれて、常に新築みたいに家を維持し続けています。 したがって、中古住宅のほうが新築よりも高い事が多いのですね。 僕も何軒も家を買い替えて引越しをし、ボロくてリノベーションしがいのある家に引っ越しては住みながら仕上げていくようになりました。 そんな経験をしてきて、日本に戻ったらものすごいカルチャーショックを受けました。

日本の場合、新築した時点から不動産の価値は下がり続けてしまうのです。 今取り組んでる家は40年位なので、日本の基準では価値が無いと言われ、土地の価格から家の解体費用を差し引かれてしまうのでしょうかねぇ。 僕は、そのもったいない話をくつがえすべく、とことん仕上げています。

家のリノベーションをする前は車の仕事をしていました。内装を取り外して、配線を埋め込んだり、ダッショを切り裂いてステレオを埋め込んだり、この頃はTVディスプレーを多数埋め込み、サウンドシステムを埋め込んだりと、楽しい仕組みを当たり前のように施しているように見えます。ずっと乗っていたい仕組みが作ってあるから楽しいのでしょう。 家も車同様に、楽しくなる仕組みを埋め込み、ずっーと居りたい家を作っています。ちょっとでも改善できる事には面倒くさがらず、そんなことまでするのかと言われるほどの、リノベーションしています。

家は、一番長い時間付き合ってるはずです。その家を楽しいものにすることで、さらに長時間付き合って幸せを得れるようにするのです。トニーズドリームホームを見て、参考にして良かったと言ってもらえると幸いです。

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